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「 あ、また誰か来た 」
誰かの声に耳を澄ませば、確かにこっちに向かって来る足音が聞こえる。
今のとこ4:3と女子の方が1人多い。
男子だったらいいな、どんな人かな、なんてみんなで言いながら待っていれば開かれた教室のドア。
赤「 っ、」
現れた人物と目が会った瞬間、雷に打たれたような衝撃を受けた。
なに、これ...
心臓が、うるさい...
バクバクと激しく鼓動する。
初めての感覚で戸惑いを隠せない。
桃「 大阪府から来ました、高校1年生の小瀧望です。よろしくお願いします 」
来てしまった、男子勢の中でダントツのイケメンが。
あ、分かった。さっきの変な衝動はイケメンすぎるが故のやつや。
こんなイケメン見たことなくてドキドキしてるだけ。
顔良し、スタイル良し、こんなん勝ち目ないやん。
てかなんかめっちゃ見られてる気すんねんけど。
イケメンの到着後、スタッフからこれで旅のメンバーは揃ったと告げられる。
そしてまた始まる自己紹介タイム。
桃「 ん〜、望とかのんちゃんが多いですかね。好きなように呼んでください！」
1人ずつ順番にイケメンへと呼び方の説明をしていく。
そしてやってきた俺の番。
赤「 友達にはしげって言われることが多いです。あとは大毅、くんとか... 」
桃「 そしたら、しげで！」
赤「 ん、じゃあ俺は小瀧で 」
望、のんちゃん、、、、小瀧。
うん、なんか小瀧のがしっくりくる。
呼ばれた本人めっちゃびっくりしてるけど。
そんな変なこと言ったかな？
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作者名：ぽぽ | 作成日時：2023年4月6日 22時
