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「「 .......... 」」
お互い何から話していいのか分からず無言が続く。
さっきの淳太の言葉、勘違いって...
どれくらい時間が経ったのか、沈黙を破ったのは小瀧の方。
しげ、と俺に声をかける。
桃「 俺と淳太の会話、何が聞こえた？」
赤「 ....もう、無理かもしれない。耐えられない.... 」
桃「 そこだけ聞こえたんやな？」
頷く俺に小瀧がため息をつく。
ほら、やっぱりそうやん。
赤「 俺と、おることに耐えれんくなったってことやろ...？付き合っていくの無理になったって「 違う！！！」っ、」
俺の言葉を否定してくれたけど、何故か俺から目をそらす小瀧。
赤「 じゃあ、どういう意味なん？」
桃「 だから、その、、俺がそれを言った意味は、理性保つの無理かもってことで 」
赤「 ん...？」
桃「 ...2人っきりのときとか特に 」
赤「 んん？」
桃「〜〜っ、だから！俺めっちゃ我慢してんのに、しげが可愛すぎて襲いそうになるって言ってんの！」
まさかの発言に驚く俺と、ついに言ってしまった、と気まづそうな小瀧。
赤「 え、俺のこと嫌になったとか、好きじゃなくなったとかやないん？」
桃「 違う。確かに俺もしげの立場やったら同じ勘違いしてたかもしれん。でもほんまにそういう意味やないから 」
赤「 うん 」
桃「 大切にしたかったから。ちゃんと同意を得た上で、」
赤「....いいよ、襲っても 」
俺の言葉に固まる小瀧。
桃「 え、いや自分言ってる意味分かってる...？」
赤「 分かってる、分かってるから。だから今日小瀧ん家泊まってもええ...？」
桃「 ....後悔しても知らんで 」
するわけないのに
俺だってずっとずっと我慢してた。
でもそんな堂々と言えることじゃないし、ましてや男同士。
そんな簡単に誘えるものじゃなかった。
でも、もうそうじゃない。
期待する気持ちも込めて俺から小瀧にキスをする。
赤「 俺のハジメテ、小瀧にあげる 」
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作者名：ぽぽ | 作成日時：2022年12月17日 22時
