桃と苺のMixed Juice (ページ28)

今日:14 hit、昨日:28 hit、合計:46,878 hit

・ページ28

まさか、ほんとの親子じゃないなんて。

ほんとの兄弟じゃなかったなんて。

信じたくなかった。

......ううん、嬉しかった。

血が繋がってないってことは、

桃「大毅」

赤「ん？」

桃「 ...好き」

赤「俺も、大好きやで」

恋人である大毅と結婚できるってことだから。

両親には内緒で付き合っている。

いつからなんて覚えてない。

気が付けばお互いをそういう目で見てたし、自然と始まった恋人としての関係。

桃「俺ら兄弟なのに、ほんま悪い子やな」

赤「っ、う、るさい.... んっ、」

俺が大毅にほんとの兄弟やないって教えたくない理由。

体を重ねる時間。

〝大毅は悪い子〟

俺がそう言えば反論する口と、反応する体。

罪悪感を感じながらも、快楽を知ってしまった大毅の反応が好きだから。

ただ単に俺のわがまま。

桃「結婚、しよな」

赤「何言ってんねん。兄弟やから無理やろ」

桃「え〜、いつかできるかもよ？」

みんなの前では本当の家族のように振る舞い、
両親の前では仲良い兄弟を演じる。

家族のことと、大毅との関係。

2つの秘密を抱えて生きていく。