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桃「 どしたん、そんなソワソワして 」
赤「 へ！？な、なんでもないで！」
家に着いてからずっとソワソワしている俺。
実は昨日から考えている、とある作戦があるのだ。
バレる前に行動しないと...！！！
小瀧の顔を見て覚悟を決め、作戦を実行することに。
赤「 あんな、実は小瀧に渡したいものあんねん 」
桃「 え？なに？」
部屋の隅に隠すように置いていた紙袋を取って、小瀧に渡す。
赤「 じゃじゃーん、マフラー！そういえばあげたことなかったなって思って 」
内緒で準備してたもう1つのプレゼント。
サプライズがしたくて、プレゼントにありがちなマフラーあげてないの思い出して、速攻買いに行った。
だけど、マフラーを見た小瀧がすごくびっくりしてて。
桃「 マフラー... 」
赤「 小瀧...？」
何をそんなに驚くことがあるのか。
もしかして、いらんかった...？
小瀧の喜ぶ顔を見たかっただけなのに...
桃「 しげ、俺も実は渡したいものあるんやけど... 」
泣きそうな俺を知ってか知らずか、立ち上がり部屋へ入った小瀧が何かを抱えて戻ってくる。
はい、と渡され中を確認すれば
赤「 え、これって... 」
桃「 サプライズであげようって思ってたんやけど、まさか被るとは思わんやった。笑 」
綺麗に梱包された箱から出てきたのは
赤「 マフラー... 」
桃「 俺ら相思相愛、やな 」
あの、びっくりした反応は、サプライズのプレゼントが全く同じだったからってこと？
桃「 仕事終わって立ち寄ったお店にさ、昨日買った服に似合いそうなマフラーあって思わず買っちゃった 」
赤「 ...うぅ、っ、ごだぎぃぃぃ 」
桃「 ちょ、え、そんな泣く！？」
突然号泣しだした俺に慌てふためく小瀧。
しばらくすれば、なんだかその光景がおかしくなっちゃって2人して笑う。
あぁ、幸せだな。
来年も、ううん、ずっとクリスマスを小瀧と一緒に過ごせますように。
ずっと、この幸せな時間が続きますように。
Merry Christmas！！
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作者名：ぽぽ | 作成日時：2022年12月17日 22時
