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「星作る方法知ってる?」


なんて意味のわからない発言に困惑して



「え、なにそれ、知らない」



「教えてあげよっか?」



少し興味の湧いた私は勢いよく頷いた



「じゃあ手出して、俺の真似して」



そう言って海人の横に手を並べて


ひたすら海人の真似をした



「…それでこうやってやって、勢いよく手開いて」



指示通り勢いよく手を開いた



それと同時にギュッと絡められる手



「え?」



よくわからない状況に私が混乱してれば



「そんな簡単に騙されんなよ」って



少し呆れたような意地悪な顔で笑った




「…星は?」



「2人じゃ無理だろ」



じゃあ星って…



「…このため?」



そう言って繋がれてる手を上にあげる



「…やだ?」



「やだ、くはないけど」



「じゃあいーじゃん」




そう言って少し握る力を強めた






何このへんに甘酸っぱい感じ



中学生の恋愛を見てるような



純粋でピュアなこの感じ






なんか急に恥ずかしくなって顔が赤くなる



それに気づいた海人が




「俺より恥ずかしがんなよ」




って同じように顔を赤くしていて




そこから家までの道は



なんだか変に気まずい空気だった





アパートの前ついて手を離す



「ありがとう」



「いや、俺が誘ったんだし、」



「でもここから少し戻るでしょ?」



「んー、まぁ少しね」



「気をつけて帰ってね」



「うん、ありがと」



じゃあね



そう言って海人を見送って家に入る



さっきまで繋がれてた右手を見て



改めて星を思い出して



面白さと恥ずかしさで頬が緩んで赤く染まる




「あんな事までしたのに…」




つい最近、一線を越えて




友達でもなく、でも彼氏でもない存在





実際はあんなピュアな感じとは真逆で






もっと複雑で、多分汚くて




そんな事を考えていたら携帯がなって



海人今日はありがとう

海人またあした

Aこちらこそありがとう。また明日ね!


と送って携帯を閉じた



多分いくら考えても正解はわからない



けど考えるのをやめられなくて



その日は海人の事で頭がいっぱいだった

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設定タグ:TravisJapan , 中村海人 , 松倉海斗   
作品ジャンル:タレント
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作者名:ぽぽちゃ | 作成日時:2021年8月31日 17時

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