阿部が恋したのはSixTONESの紅一点 (ページ4)

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プロローグページ4

ひとりぼっちは慣れっこ。

だから、突然と1人になっても悲しいとかそんな感情よりも、私自身を認めてくれた人に見捨てられるのが怖かった。

周りからなんと言われようと、私にはここしかないから。

『はぁ…はぁ…』

スタジオで1人全力で踊って歌い限界を迎えて床に寝そべる。

どんなに頑張っても私がみんなと同じ目標にたどり着けないことはわかってる。

それでも、私はやるしか無かった。

ここにい続けるために。

重い体を起こして顔を洗いにスタジオを出た。

5分くらいでスタジオに戻ってくると、私しかいないはずのスタジオの真ん中に未開封のペットボトルが1本置かれている。

ペットボトルに手を伸ばすと四角い付箋が着けられていた。

_____

頑張りすぎないでね。

陰ながら、君のことを応援してるよ。

君の1番のファンより

───

『…1番のファンか。ありがとう』

このメッセージをくれたのは誰だか分からないけれど、凄く嬉しいくて1人静かに泣いたのは、今でも覚えている。

それから心が折れそうになった時もずっと、この付箋が私の心の支えになってくれた。

私の宝物。