阿部の袋の中には ページ26
Aちゃんを迎えに樹とジェシーがやってきてそれから直ぐに、俺たちに手を振って部屋を出ていった。
｢ねぇ、ふっか。なんで、Aちゃん2人でご飯食べに行かないの？｣
深澤｢なんか撮られた時とかファンにあった時に迷惑かかるから嫌なんだってさ｣
宮舘｢本当にAはそういう所しっかりしてるよね｣
向井｢俺たちのご飯会の時も絶対に2人きりにならないようにしてるもんな｣
目黒｢うん。夜遅いから送るって言っても絶対に嫌って言ってタクシーで帰るし｣
岩本｢SixTONESとも2人きりで飯行かないみたいだしな｣
佐久間｢だから、ジェシーと樹2人で迎えに来てたのか｣
深澤｢そういう事だ。Aの頭の中は俺たちが思ってる以上に色んなこと考えてるんだよ｣
本当に周りが1番なんだねAちゃんは。
お礼と言って貰った袋を見つめながら、Aちゃんの事を考える。
すると、中に貰ったアイマスクとは別のものが入っていることに気がついた。
手を入れとりだすとシンプルな白の封筒。
ラウール｢お手紙だ｣
ラウールが手紙に気が付き指をさすからみんなが一斉にこっちを見る。
渡辺｢良かったじゃんラブレターかもしれないよ？｣
｢んなわけあるか｣
翔太の言葉に一瞬ドキッとしながらその手紙を小さな紙袋の中に戻す。
ラウール｢え？読まないの？｣
｢…家帰って読む｣
向井｢ええやん。気になる｣
｢絶対嫌だ｣
周りから、いじられながらも絶対にこの場で手紙は開けなかった。
そのまま全員を交わし、誰よりも先に事務所を出て家に向かった。
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作者名：ぽぽ
| 作成日時：2021年6月8日 17時
