阿部が恋したのはSixTONESの紅一点 (ページ14)

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連絡先ページ14

恋愛ドラマを受けることになり、マネージャーの山梨さんに報告すると嬉しそうな顔をしていた。

私を家まで送り届けると、事務所に向かい相手方に連絡すると言って車を走らせて行った。

家に帰宅すると21時前。

グダグダしていると、遅くなりそうだなんて思いながらパパっと寝る準備をして部屋の真ん中にある小さなソファに座りスマホを手に取る。

『あれ？』

メッセージアプリの友達の欄を探しているが、連絡を取りたい相手の名前が見当たらない。

『私阿部くんの連絡先知らないのか』

確かに、あんまり関わりがなかったけれどなんだかんだとSnowManのメンバーの連絡先知ってると思ってた。

『…こちにでも聞いてみるか』

1番阿部くんと仲がいいからという単純な理由。

Aこち!阿部くんの連絡先教えて欲しいです。一応阿部くんにも確認してくれると助かる

まだ、ドラマの具体的な話が来てる訳では無いからそこまで急ぎではないけれど、早め早めに準備をすることは悪いことじゃない。

樹みたいにメッセージ送ったら秒で帰ってくるタイプじゃないって思ってるから気長に待つかなんて思っていると、ピコンっと通知音がして画面を覗くとこちからだった。

髙地優吾阿部ちゃんなら大丈夫だよ。連絡先送っておくね

メッセージの後に、阿部亮平と書かれた連絡先が送られてきた。

『…いいのか』

阿部くんの連絡先を開き、友達追加する。

A出雲Aです。こちから、連絡先勝手に聞いて追加しちゃったんだけど大丈夫でしたか?

最初のメッセージをなんと送ったらいいか分からず、当たり障りのないものを送りすぐに返ってこないと思っているから、スマホの画面を閉じて少し早いがベッドへと足を運んだ。