阿部と振り返る ページ13
SixTONESが楽屋を出て直ぐ俺に向けられる視線。
｢…なんだよ｣
深澤｢良かったな阿部ちゃん｣
｢…｣
向井｢俺たちの作戦勝ちやな！｣
ラウール｢Aちゃん自身はよくわかってなかったみたいだけど｣
なんだか、周りにいいように遊ばれてる気がするのは気のせいだろうか。
目黒｢これでやっとAときっかけ出来ましたね｣
｢…はぁ。もうなんなんだよ｣
岩本｢なんだかんだで、みんな阿部の恋路を応援してんだよ｣
｢俺はそんなこと言ってない｣
宮舘｢言わなくても全員わかってるよ。阿部がAの事好きなのは｣
深澤｢SixTONESは全員わかってなさそうだけどな。まぁ、�眞呂麓禊概い鼎い討襪�もだけど｣
自分の気持ちが周りにダダ漏れなことに恥ずかしくなる。
渡辺｢今更感な｣
佐久間｢確かになぁ。阿部ちゃんAへの片思い5年くらい？｣
向井｢え！そんな長いん？｣
深澤｢Aのグループ解散して少ししてだからそれくらいか｣
岩本｢そう考えると、A1人でよく頑張ってたよな｣
深澤｢俺らも長いけど、みんながいたからここまで来れたけど。Aはずっと1人だったもんな…｣
宮舘｢周りからの当たりは強かっただろうし｣
ラウール、目黒、康二以外みんな翔太をちらりとみる。
渡辺｢…あの時は悪かったって思ってるよ｣
ラウール｢翔太くんAちゃんに何したの？｣
渡辺｢別に…いや。ちょっと当たりが強かった…｣
ラウール｢Aちゃん可哀想｣
隣で翔太を見ながらしゅんとした顔をするラウールを見てみんな吹き出す。
渡辺｢今は、そんなことしてねぇよ！それにあの時のことは本当に悪かったって思ってる｣
宮舘｢Aに甘いもんね最近は｣
渡辺｢…可愛い妹だからな｣
なんだかんだとあったけど、みんなAちゃんには幸せになって欲しいって考えていて俺も、もちろんその1人。
だからこそ、1歩踏み出せない。
知らないうちに傷つけてしまうんじゃないかと思って。
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作者名：ぽぽ
| 作成日時：2021年6月8日 17時
