阿部の恋人はSixTONESの紅一点15 (ページ39)

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アイスクリームページ39

お風呂から上がり、リビングに向かうと冷房の涼しい風が体にあたり、じんわりかいていた汗が引いていく。

『涼しい』

「お風呂上がったんだ。おかえり」

『ただいま』

亮平くんの隣に座り、火照った体を冷やしていると、何かを思い出したように私を見る。

「そういえばアイス貰って冷凍庫にあるけど食べる？」

『食べる！』

「わかった。持ってくるから待ってて」

キッチンに向かった亮平くんはすぐ戻ってきて、手にはアイスのカップが2つ。

「チョコといちごどっちがいい？」

『うーん。悩むな…チョコにしようかな』

「はいどうぞ」

『ありがとう！』

亮平くんからアイスを受け取り、食べていると隣でいちごのアイスを食べてる亮平くんに目がいく。

もちろんチョコも美味しいけれど人が食べてる物って、不思議なことに美味しく見えてきてしまう。

「どうしたのそんなに見て。いちごも1口食べる？」

『いいの？食べる！』

「いいよ。はい。口開けて」

亮平くんに言われた通り、口を開けて待っていると、亮平くんがスプーンですくったアイスを私の口じゃなくて亮平くんの口の中に運んだ。

『え？…アイスは？』

すると、手が伸びてきて後頭部に手が回ると引き寄せられて唇が重なり、驚いているとすぐに、亮平くんの舌が入ってきたと同時に舌の上に少し溶けたアイスが流し込まれる。

『んっ…』

「どうかな？いちご美味しい？」

あまりにも突然の事で、味なんて分からないしびっくりしていると、なんだか楽しそうに私を見つめてる亮平くん。