他の子には興味無い ページ36
深澤「じゃじゃーん！」
楽屋で過ごしていると突然と入ってきたふっかが、なんだかテンション高く袋から出したのは男性向けの雑誌。
向井「なんちゅーもん持ってきてんねん」
深澤「男の夢が詰まってるだろここには」
ラウール「いや、もうなんかおっさん過ぎるんだけど」
ケラケラ笑いながら楽しそうな雰囲気の楽屋。
なんだかんだと男だから、興味が無いわけじゃないんだと思う。
深澤「阿部ちゃんも来いよ」
「いや、俺は大丈夫」
ぶっちゃけ興味無いわけじゃないけれど、どうしてもAちゃんと比べてしまうし、結果的にAちゃんにしか興味が無くなるから、見たところでなんとも思わない。
それに、このことを誰かが面白おかしくAちゃんに話したら絶対に怒られるのはわかってるから、出来るだけそう言うのは避けたい。
宮舘「阿部はやっぱりA一筋なんだよ」
佐久間「さすが阿部ちゃんだけどつまんないなー」
渡辺「照無理矢理でも阿部連れてこいよ」
岩本「やだよ。絶対に暴れるじゃん」
みんなの会話が聞こえてくるけれど、あえて聞こえないフリをしていると、足音が聞こえてきたと思ったら、めめが俺の目の前に座りテーブルに雑誌を広げる。
目黒「阿部ちゃんどの子が好み？」
ニヤニヤ悪そうな顔をしてこっちを見てくるめめ。
「興味無い」
目黒「見てないじゃん。いいよ…そしたら、Aに阿部ちゃんが変な雑誌見てたって言いつけるから」
「おい、なんでそうなるんだよ」
深澤「あーあ。阿部ちゃん逃げられなくなっちゃった」
面白そうにみんなこっちを見ていて、なんならちらほら冷やかしみたいな言葉も飛んできていて逃げづらい。
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作者名：ぽぽ
| 作成日時：2022年6月18日 14時
