阿部の恋人はSixTONESの紅一点15 (ページ24)

今日:57 hit、昨日:40 hit、合計:329,301 hit

. ページ24

『りゅちぇやっぱり唇綺麗だよね』

大西｢本当に？ありがとう｣

ちゅーっと唇を突き出して、唇をアピールするけれど、それって少し間違えたらキスしそうじゃん。

深澤｢ちょっと失礼｣

『…わっ！』

｢ちょっ！危ない！｣

ちょうど隣を通ったふっかが、Aちゃんにぶつかると、その反動でAちゃんと大西くんとぶつかりそうになり、慌てて腕を引っ張って引き寄せた。

『…びっくりした』

深澤｢あれ？俺まずいことした？｣

｢まずいことしたよめちゃくちゃ！｣

『びっくりしたね。りゅちぇ』

大西｢うん。びっくりした｣

びっくりしたって言いながら、少し残念そうな顔をしていて、ワンチャン狙ってたのもバレバレ。

でも、そんな事には気がついてないAちゃんは疎いと言うかなんと言うか…。

｢…Aちゃんそろそろ帰ろっか｣

『ん？うん帰る！またね。りゅちぇ』

手を振るAちゃんを無理矢理手を引き、楽屋を出てタクシーに乗り込んだ。

『…亮平くんなんか怒ってる？』

｢そう見える？｣

『う、うん。何かあったのかな？って』

繋いだままの手をぎゅっとキツく握り、そのまま真っ直ぐAちゃんの目を見るが、不安そうに目をキョロキョロと動かしていて恐らく本人はなんで、俺が怒ってるのかがわっていない。

｢家に帰ってからね。今は外だし｣

『うん？』

頭を撫でて、そんな怒ってないアピールをしながら、家に着くまでの間ずっと強く手を握っていた。