阿部の恋人はSixTONESの紅一点15 (ページ12)

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『離して』

｢そんな怒らないでよ。ごめんねイタズラして…Aちゃんが可愛くてついね｣

『…もういいよ別に』

｢ごめんって。Aちゃん機嫌直して？｣

俺の膝の上に座らせ、頬に触れて俺の方を無理ない程度に向かせ、今度は本当に唇にキスをした。

｢機嫌直してくれた？｣

『…別に』

｢本当にごめんね意地悪して｣

ちゅっちゅっと何度もキスを繰り返していき、少しづつ触れる時を長くしていくと、Aちゃん自身で体の向きを変え、対面になるように座り直す。

『んっ…』

｢Aちゃんごめんね｣

『…いいよ。許してあげる』

｢本当に？｣

『うん。だから、もっと…』

恥ずかしそうに、喋りながら俯くAちゃんの顎を持ち顔をあげさせると、今度は深く舌を絡めていく。

『ふっ、、んんっ、、』

｢はっ、、可愛い、、｣

俺が寝たフリをしていた間は、楽しそうにニコニコしてたのに、今は目が潤んで顔が蕩けている。

あの可愛らしさはどこいっちゃったんだろう。

どちらかと言ったら大人の可愛さみたいなのが出ていて、これはこれで唆られる。

『…っ。亮平くん』

｢ん？なに？｣

『…もっと。ちゅーしよ？』

｢はぁ…本当に可愛いんだから…もちろん喜んで｣

両頬を手で包み込み、更に深くキスをしていく。

あんな狐と可愛らしいキスなんて忘れるくらいに。

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