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亮平に私の幸せを聞かれて色んなことを考えた。
目黒のそばにいてあげたいけれど、でももし私だけの幸せを考えるのであれば、亮平のそばにいて生きていたい。
そんなことを考えていると、目黒の声が聞こえ顔を上げるとその先には、村山さんが立っていた。
村山｢…蓮あんた本当に使えないのね。使えるのは顔だけじゃん｣
目黒｢…っ｣
冷たい言葉を目黒に投げかける村山さんに驚いていると、今度は私の方を向き向かってくる。
村山｢…悲劇のヒロインなら最後までもっと楽しませてよ…こんな簡単に終わるのは無しでしょ…ねぇ、出雲さん｣
目の前に投げられた写真は、私と目黒が抱き合ったりキスしたり愛し合っている姿が映された写真。
｢…君だったんだね。俺の家に送り付けてたの…｣
村山｢そうだよ。阿部先生。お久しぶりです｣
ニコニコと亮平に笑いかけるその姿。
行動と表情が合っていなくて恐怖を感じる。
何をしたくて、こんなことをしてたのか私には理解ができない。
村山｢もっと、怒り狂ったりすると思ったのにやっぱり大人は違うよね…蓮なんですぐに引っかかったのに｣
目黒｢…あのメール｣
村山｢そうだよ。阿部と出雲さんの写真を蓮に送ったのも私。阿部にこの写真を送りつけたのも私。全部私がやったの｣
｢…なんでそんなことを｣
村山｢…単純にあんたがムカつくから。学生の時から蓮や阿部にちやほやされて、周りからもたまに来れば騒がれて。あんたがいると私の居場所が無くなってたんだよね…ずっと私が1番じゃなきゃ嫌だったのに…あんたはずっと私を差し置いて1番だったじゃんテストも成績も全部｣
『えっ…』
そんなことで、私はずっと恨まれていたの？
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作者名：ぽぽ
| 作成日時：2022年2月11日 10時
