3 阿部side ページ3
ずっと、頭の中が真っ白でなんにも考えられてなくって気がついたら病院へ着いていた。
マネージャーの後ろを無言でついて行き角を曲がると、傷だらけの山梨さんが座っていてその前には、滝沢くんがいた。
山梨さんの状態を見た時に、Aちゃんが事故に遭ったことは本当だったんだって理解した。
「Aちゃんは…」
意外と自分が冷静でいられることに少し驚きゆっくりと山梨さんに近づいていく。
滝沢「…Aは治療終えて意識がないまま今集中治療室に入ってる」
「…目覚ましますよね?」
俺の言葉に反応してか、山梨さんの啜り泣く声が響く。
山梨「…っ。わからない…目を覚ましても何かしらの障害が残るかもしれないって…100%じゃないけど可能性があるって言われた…ごめんなさい。私の不注意で…」
滝沢「違うよ。今回の事故は、相手の信号無視なんだから」
それから、周りが色んなことを話していたが何にも頭の中に入ってこなかった。
気がついたら、SnowManとSixTONESが居て、俺は廊下にしゃがみ込んでいて、記憶が飛び飛びになっている。
岩本「…阿部」
「…ごめん。ちょっとよくわかってないんだよ俺…だって、数時間前まで一緒にいて、元気にしてたのになんで?なんでAちゃんが!」
よく分からない感情に包まれ、怒りや不安が溢れ出した。
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作者名:ぽぽ | 作成日時:2021年10月28日 12時