SixTONESの紅一点のif話 (ページ10)

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あの日目があった日から、何故かあいつの事を目で追っている俺がいることに気がついた。

今まで興味なんてなかったのに。

田中｢A今日も可愛いよな｣

『はいはい』

樹を適当に足らい、準備を進める光景は割と日常茶飯事。

言われ慣れてる感が凄い。

京本｢ねぇ、A髪の毛伸ばさないの？｣

『うーん。伸ばさないかな…』

京本｢えー。絶対に伸ばしたら可愛いのに｣

『いつか気が向いたらね』

なんて、いいながら楽屋を出ていった。

確かに、髪の毛を伸ばしたら絶対に可愛い。

俺は好みだそっちの方が。

渡辺｢は？｣

俺今何考えてんだよ。

宮舘｢どうしたの？｣

渡辺｢いや、なんでもない｣

自分の謎の感情に驚き慌てて楽屋を出て、特に目的地もなくフラフラしていると、どこからか帰ってきた出雲Aと廊下の角でばったりと出くわした。

『あっ…ごめんなさい』

一瞬目が合ったと思ったら直ぐに逸らされて俺の横を通り過ぎ楽屋に戻ろうとしている。

渡辺｢…おい｣

すると、無意識に腕を掴み呼び止めるとビクっとして立ち止まった。

なんだか、明らか避けられてるよな俺。

『…なんですか？』

渡辺｢…俺の事嫌い？｣

『えっ？』

渡辺｢だから、俺の事嫌い？｣

その言葉に驚き、目があっちこっちと泳いでいる。

渡辺｢はっきりしよろ｣

『…嫌いというか…苦手です』

渡辺｢…あっそ｣

その言葉を聞いた時に、なんだろうかチクリと胸が痛み掴んでいた手を離すと、出雲Aは慌てて楽屋の方に向かって歩いていった。