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深澤「…樹。ちょっと離してやった方がいいかも。めめと佐久間の為にも」
田中「…え?」
樹が掴む手が緩んだ隙に俺は立ち上がりAちゃんの元へ。
「Aちゃん」
『あっ、亮平くん』
俺を見るなりニコニコして嬉しそうにしていて、目黒と佐久間は何かを察したのかバッと離れる。
「飲み過ぎだよ」
『えー。そんな飲んでないよ…』
「顔も赤いし目がトロンってしてるよ」
『してないよ。まだ飲めるよ私』
「ほら、とりあえずお水飲んでから」
近くにあった水のグラスを渡すと、素直に受け取り水を飲み干す。
『んっ…トイレ行く』
「ほら、手」
『歩けるよひとりで』
なんて強がってるけど、足元フラフラしてるし。
そのまま、Aちゃんを少し支えながらトイレへと向かい、女子トイレに入り出てくるAちゃんを待っている間についさっきの出来事を思い出す。
まず、Aちゃんが佐久間と目黒にベタベタと甘えていたことにちょっとモヤッとして、その後にAちゃんが倒れた時に、目黒が後ろからAちゃんを抱きしめて佐久間がAちゃんの胸あたりに倒れ込んだ事に更にモヤッとした。
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作者名:ぽぽ | 作成日時:2021年9月12日 12時