阿部の恋人はSixTONESの紅一点5 (ページ19)

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『亮平くん、どうしたの？』

｢…｣

いや、なんで今引き止めたんだよ俺。

『…亮平くん？』

俺の顔を覗き込むAちゃん。

部屋には俺とAちゃんしか残ってなくって、そのまま俺の顔を覗き込むAちゃんの唇に、キスをした。

『っ…亮平くん』

｢…Aちゃんごめん｣

そのまま、後頭部に手を添えてもう少しだけ深いキスを落とす。

『んっ…亮平くん…』

｢…っ｣

舌を絡めようとした時にトントンっと俺の胸を叩かれ、まだキスしていたいがそっと離れる。

『…そろそろ行かないと…みんなが心配するよ』

｢そうだよね…｣

名残惜しく、このままこの部屋を出たら次会えるのはいつかな。

明日もお互いに仕事だし。

どうしても、Aちゃんに触れたくて再度Aちゃんを引き止め、顔をAちゃんの耳元に近づける。

｢…Aちゃん今日うち来ない？｣

それだけ伝え、顔を離すとAちゃんの顔は少し赤い。

きっと、俺が伝えた意味を理解したんだと思う。

夜の誘いを。

『…亮平くん』

｢嫌だった？｣

『…ううん。今日…家行く』

俺の服の袖を掴み少し引っ張りながら顔を俯かせていた。

可愛くて今すぐにでも家に連れて帰りたくなる。

｢待ってるね。｣

今度は触れるだけのキスをすると、俺とAちゃんは部屋を出てそれぞれグループが待つ部屋へと向かった。

数時間後また、俺の家で…。

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