阿部の恋人はSixTONESの紅一点2 (ページ9)

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嫉妬心に気がついてページ9

亮平くんと同じテレビ局で撮影してて、終わり時間もほぼ同じだったから今日は珍しく一緒に帰ることに。

私の方が先に終わり、亮平くんがいるフロアに降り、楽屋に向かっていると廊下の曲がり角あたりで亮平くんの声が聞こえてきた。

早く会いたいななんて思いながら、角を曲がると廊下で亮平くんと女優さんが楽しそうに話しているのを目にしてしまう。

それを見た瞬間に何故かサッと隠れてしまった私。

曲がり角あたりで、体を小さくして2人楽しそうに会話をしている様子を見ながら、何故かモヤモヤしていると、私の視線に気がついたのか亮平くんがこっちを見ると目が多分あった。

｢Aちゃん？｣

『あ、亮平くん！』

私は何事も無かったのように、廊下に出ると軽く女優さんにお辞儀をする。

そのまま、亮平くんも女優さんに挨拶すると女優さんは自分の楽屋に帰っていった。

｢何してたの？そんなところで｣

『あー。なんかお話してたから邪魔しちゃ悪いなんて思ってさ』

｢そうだったんだね。今帰る準備するから中でちょっと待ってて｣

楽屋に入り、亮平くんの準備が終わるのを待ちならさっきの光景を思い出す。

綺麗で有名な女優さんと仲良さそうに話してたけれど、なんの話をしてたんだろう。

あの人と関わりあったっけ？

そんなことを考えモヤモヤと1人でしながら、帰りの支度をしている亮平くんを見つめる。

別にいやらしいことなんてないと思ってるけど、やっぱり不安になってしまう。