阿部の恋人はSixTONESの紅一点2 (ページ8)

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目黒｢阿部ちゃん気がついてるのかな？｣

『え？いや、私…無意識で…言ったことないから…』

岩本｢無意識でそれはすごいな。俺だったらまじで嬉しすぎるんだけど｣

向井｢阿部ちゃんは愛されてるんやな…｣

『…もう、恥ずかしいからやめて。言われるまで気が付かなかった』

顔を覆いみんなからの視線を感じないようにする。

お願いだから亮平くん早く帰ってきてよ。

心の叫びが届いたのかガチャりと扉を開く音。

パッと顔を上げると、早く帰ってきて欲しかった亮平くんの姿が。

バッと立ち上がり、パタパタを音を立てて亮平くんに飛びつくと、私を受け止めてくれた。

｢うわ！どうしたの？｣

『…みんながいじめる』

｢え？どういうこと？｣

向井｢ちゃうちゃう！俺らはAいじめないって！｣

ジェシー｢ただ、最近Aの私物に緑が増えたねって話｣

目黒｢ラウールがメンバーカラー一緒だったから寂しいって話でさ｣

『…無意識だったの緑に揃えてたのが』

亮平くんに抱きつきながら、みんなの様子を見ていると変わらず楽しそうな表情。

｢そうだったんだ。俺は気づいてたよ？｣

『そうなの？』

｢うん、最近泊まりに来る時も緑のポーチとかよく見るし、キーケースも緑に変わってたし。多分無意識なんだろうななんては思ってたけど。俺は嬉しかったし｣

『…私だけだったの無意識なの…恥ずかしい』

恥ずかしさからか一気に顔が熱くなる。

深澤｢耳まで真っ赤｣

『うるさい』

｢あはは、よしよし｣

そのまますっぽりと亮平くんに包み込むように抱きしめられた。

ラウール｢絶対勝てないじゃん！！｣

目黒｢ラウール阿部ちゃんに勝とうとしてたの？｣

ラウール｢うん…ちょっと悔しかったなら｣

岩本｢あはは、それはちょっと無理だろ｣

ラウール｢うわーんAちゃん！！｣

ラウちゃんの叫びに更に部屋が賑やかになった。

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