阿部の恋人はSixTONESの紅一点2 (ページ42)

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どこに行くのだろうと思っていると連れてこられたのは寝室で、中に入るとそのままベッドの縁に座らされた。

あれ？

なんだか思ってたのと違う気がする。

｢Aちゃんなんでもお願い聞いてくれるんだよね？｣

『え？あ…そうだよ？』

その返事に満足そうに笑私の下唇を指優しくなぞる。

なんか、ちょっと大変なことになりそうな気がする。

｢…そしたら、勉強で少し疲れちゃったからさ癒してもらおうかな？｣

『えっと…どうやって？』

｢ふふ。わかってるくせに｣

下唇をなぞる手が私の顎をつかみ、クイッと上に持ち上げられると亮平くんの唇が重なった。

キスで癒すのかな、なんて考えてたけれどそんな訳もなく、するりと私の服の中に亮平くんの手が入ってくる。

『ん…』

｢…Aちゃんが毎回こうやって癒してくれたら俺もっと頑張れちゃったりしてね｣

『え！ま、毎回は無理だよ？』

｢冗談だよ。でも、毎回じゃなければいいんだ｣

『いや、え？』

｢…まぁ、今は俺の事を癒すのに集中してください｣

そのままベッドの上に押し倒された。

果たして、亮平くんを癒せたのかはわからないけれど、亮平くんのクイズ番組の成績が上がったのは事実だった。

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