阿部の恋人はSixTONESの紅一点2 (ページ32)

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｢…後ろも見せてくれる？｣

うんっと首を縦に振るとくるりと半回転。

可愛らしいフリルがひらりと動き背中を俺に見せてくれた。

｢っ…Aちゃん｣

いつもと変わらない下着なのかと思っていたら、ショーツの後ろの部分が薄らと透けているのに気が付き目線を慌てて逸らす。

『好きな人の為の下着だって…言われたの』

俺に顔を見せてはくれないがきっと恥ずかしそうにしているのは後ろ姿でもわかる。

『テレビのCMの下着は仕事とか日常生活で着けるような下着だけど、今つけてる下着は亮平くんにしか見せたくないなって…』

ゆっくりと俺の方を振り返ると、少しだけ照れた表情をしたAちゃん。

『…嫌かなこういうの？』

下唇を少し噛みながら俺に質問してくる。

嫌？

絶対にそんなことない。

｢嫌じゃない。むしろ俺は好きだな…下着のCMやって俺しか見ないAちゃんだって思ってたのに世間に見られて、ちょっと複雑だったんだ本当は…でも、俺の前にいるAちゃんは俺だけしか見れないAちゃんなんだよね？｣

『…うん。亮平くん以外には見せたくない…』

恥ずかしそうに笑うAちゃんの手を引きソファに座る俺の膝の上に座らせ、肩に顎を置く。

｢…俺以外にはこんな姿絶対に見せちゃダメだよ？｣

『うん…』

｢こんな姿みたらみんなAちゃんのこと好きになっちゃうから｣

『…亮平くんは？』

｢俺？俺はずっとAちゃんのこと好きだし、こんな可愛い姿のAちゃんの事見たら沢山愛したくなっちゃう｣

『ふふ。嬉しい』

Aちゃんのお腹の前に手を置きぎゅっと体を密着させて、お風呂上がりで同じシャンプーの匂いがするうなじにキスをした。

｢…沢山愛してもいい？｣

『…うん』

恥ずかしそうに返事をすると、顔をこっちに向けてくれて、触れたかったその唇に俺の唇を優しく押し付ける。

そのままAちゃんの体を少し動し向き合う方になると、お互いに深く深くキスをした。