阿部の恋人はSixTONESの紅一点2 (ページ14)

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全てが終わり、全員が帰る準備をしている頃。

タイミングを見計らいAちゃんの元へ向かう。

｢Aちゃん｣

『どうしたの亮平くん』

｢この後暇だったりする？｣

『うん。今日はもうこれで仕事終わりだから暇だよ』

｢…この後俺ん家来ない？よかったら…Aちゃんのご飯食べたくて｣

『うん！いいよ。そしたらすぐ準備するから待ってて』

俺のわがままを快く受け入れてくれた。

Aちゃんが準備をしている間の周りからの視線なんて全部無視。

どうせ、ふっかあたりはニヤニヤしてるんだろう。

『おまたせ！』

｢ううん。行こっか｣

俺の横に立つAちゃんの手を攫いぎゅっと小さな手を握りしめる。

突然の事で、びっくりした顔をしたAちゃんの手を引き楽屋の出入口へ。

｢お疲れ様｣

『あ、お、お疲れ様』

みんなの視線なんか無視してそのまま、AちゃんをSixTONESから攫い楽屋を出ると手を繋いだままエレベーターホールへ。

『亮平くんどうしたの？』

｢ん？何が｣

『えっと…急に手…繋ぐからびっくりしちゃった…』

｢ごめんね。びっくりさせちゃって。でも、俺Aちゃんの彼氏だからさ｣

そんな話をしていると、エレベーターが到着し程々に人は乗っていたが手を離すことなくそのまま中に入った。