阿部の恋人はSixTONESの紅一点2 (ページ1)

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｢気をつけてね｣

『うん。亮平くんも午後から仕事頑張ってね』

玄関まで見送りに来てくれて、私は靴を履きもう家から出れる状態に。

名残惜しいけれど、仕事だから流石にもう出なきゃいけない。

『またね』

手を振ると、その手をぐっと掴まれ亮平くんの方に引っ張られ手すぐ唇に柔らかい感覚が。

｢いってらっしゃいのキス｣

『…やるなら言って欲しかった』

ニコッと笑う亮平くんにやられた。

絶対今間抜けな顔してる私。

不意すぎる。

｢じゃ、もう1回する？｣

『…うん』

そのままチュッと触れるだけのキスをもう1度。

｢いってらっしゃい｣

『いってきます』

玄関を開け外へ出ると数日ぶりの外は眩しく光り輝いていた。

後ろを振り返ると私を笑顔で見送る亮平くんの姿。

少し寂しいけれど、今日はきっといいことがある。

そんな気がしながら仕事へ向かった。