阿部が恋したのはSixTONESの紅一点2 (ページ10)

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佐々木｢Aちゃんってジャニーズ唯一の女で、正直男に困ってないんだろうな、なんて思ってるんですけどどうなんですか？阿部さんは、Aちゃんとそういう感じのコトした事あったりします？｣

｢は？｣

あまりにも下品な質問に、つい反応をしてしまう。

佐々木｢あ、やっと喋ってくれた。てか、そんなに睨まないでくださいよ。ただの質問ですよ。どうなのかなって。この業界そんなの珍しくないじゃないですか｣

隣でケラケラ笑っている、この男に腹が立つ。

｢Aちゃんはそんなことしない。それから、さっきから話を聞いてて気分悪いんで｣

佐々木｢ふーん。まぁ、俺はAちゃんとちょっと遊べればいいんですよ。それだけで、俺のステータスになるし｣

悪びれることも無くそれが当たり前かのように、話していて頭がおかしいんじゃないかと思ってしまう。

｢…別にあなたの考えがどうかは自由ですよ。それに合意してる相手だったらいいんじゃないですか？でも、もしAちゃんが嫌がることをしようとしてるんだったら許さないからな｣

きつく睨みつけると、一瞬固まるがまたヘラヘラと。

そのタイミングで、タクシーが1台現れた。

佐々木｢怖。可愛い顔してんのに怖いですよ阿部さん。まぁ、そこまで心配だったらAちゃんに首輪付けてリード繋いで見張ってた方がいいですよ？いつ何があるかわからないですからね｣

俺の肩に手をポンと置くとそのまま目の前に止まったタクシーに乗り走り去ってしまった。