阿部が恋したのはSixTONESの紅一点2 (ページ9)

今日:10 hit、昨日:86 hit、合計:837,923 hit

阿部は不快ページ9

佐々木ユウキ。

今話題のイケメン俳優だが女性関係で正直あまりいい噂は聞かない。

『亮平くんがいてくれたから助かったよ。ありがとう』

｢全然。また何かあったら言ってね助けに行くから｣

『助けにって大袈裟だな』

｢大袈裟なくらいがAちゃんにはちょうどいいんだよ。ほら、タクシーちょうど来た｣

『ありがとう。またね』

｢うん、気をつけてね｣

タクシーに乗り込み、窓越しに手を振るAちゃんに手を振り返しタクシーを見送った。

自分が乗るタクシーが来るのを待ってる肩を誰かに叩かれて振り返る。

佐々木｢今日はどうも｣

｢…どうも｣

佐々木｢阿部さんだっけ？随分とAちゃんと仲良いんですね｣

｢友達ですから｣

佐々木｢ふーん。友達ですか｣

なんだか、凄い鼻につく。

佐々木｢Aちゃんって可愛いですよね。｣

｢…｣

この話にのってはいけない気がして、終始無言を突き通す。

佐々木｢俺、あんまり女に困ってないんですよ。どっちかと言ったらあっちから寄ってくるし。でも、Aちゃんはそんな素振りないし、こっちから声掛けても逃げていっちゃって…だから落としたいって思っちゃうんですよね…｣

あんまり気分のいい話じゃない。

正直噂通りの俳優さんなんだななんて呆れていた。