阿部が恋したのはSixTONESの紅一点2 (ページ47)

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触らないで… ページ47

亮平くんに私の気持ちを伝えてからなんだか変。

ぽっかり穴が空いたようでどこか息苦しい。

自分の胸に手を当ててみるがわからないまま。

家のテレビを付けるとパッと画面に映ったのは亮平くんだった。

そのまま、リモコンを置いてクイズ番組を見ていると同じグループのアイドルグループの女の子がクイズに正解してグループ全員とハイタッチをしていた。

その中にもちろん同じグループの亮平くんもいる。

亮平くんと女の子がハイタッチをした瞬間に、なんとも言えない感情に襲われた。

なんだろう。この気持ち。

亮平くんがほかの女の子と仲良くしているのをよく思っていない私。

最近、話すことも少なくなったからなのかな。

突然と私の心に侵食してくる黒い何か。

亮平くんがほかの女の子と仲良さそに笑い、亮平くんに触れて、話しているところを見ていると何故か辛い。

つけたばかりのテレビを消して、この感情がなんなのかわからないまま寝室へと逃げ込む。

あのまま、テレビを見続けていたらきっとわからない感情に心を支配されいそうで怖かった。

亮平くんに触らないで…。

そんな感情とともに、何もかも忘れようと目を閉じた。