阿部が恋したのはSixTONESの紅一点2 (ページ32)

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『…ねぇ、ラウちゃんは？』

岩本｢ラウールは舘さんと翔太と佐久間がついてるから大丈夫だよ｣

『私ラウちゃんに謝らなきゃ…』

やっと落ち着いたのに、ラウちゃんの事を考えたらまた涙が込み上げてくる。

あの時、ラウちゃんに会わなかったら私は今きっと…。

田中｢ラウールに会いたいのはわかるけどお前は今日は帰れ｣

『でも…』

田中｢ちゃんと、ラウール達には話しておくから｣

『…わかった』

樹が拾い上げた服を受け取り、1人脱衣所へ向かう。

脱がされた服を身につけて出ると、康二くんが私のカバンを持ってきてくれた。

向井｢中身大丈夫？｣

『うん、大丈夫…』

向井｢…1人で帰れるか？｣

『大丈夫だよ。帰れる』

心配そうに私を見る康二くんを安心させようと笑うと更に心配そうな顔をする。

目黒｢…阿部ちゃんも帰りなよ。ここにいてもこいつのことまた殴りそうだし｣

｢いや。俺は｣

岩本｢こっちは俺らに任せてお前は今日は帰れ。そのついでにAの事頼んだからな｣

｢…わかった｣

渋々承諾したら亮平くんは私の元に。

｢行こっか｣

『うん…』

部屋の出入口に向かうと後ろから、ジェシーがまたね！なんて声が聞こえたから手を振り私と亮平くんは部屋を出た。