阿部が恋したのはSixTONESの紅一点2 (ページ28)

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助けてページ28

目の前にいた佐々木さんの唇が私の唇に触れる。

ドラマの撮影で数回キスシーンをした事があるがそれは仕事で演技。

今は、演技でもなんでもないただのプライベートの時間。

何度も何度も唇が触れる度に不快に思う。

佐々木｢ふふ。そんなに固くならなくていいんだよ？リラックスリラックス｣

余裕の表情の佐々木さんの手が私のカッターシャツにのびる。

1つまた、1つと上からボタンを外していき最後のボタンを外し終わると、手馴れた手つきでタンクトップを脱がしていく。

佐々木｢へぇ、Aちゃんって以外と可愛い下着つけるんだね｣

『…っ』

佐々木｢そういうギャップ好きだよ？｣

すると再度、私の唇に触れるとさっきより更に長く唇が重なっている間に、いつの間にか背中に回された手を使いパチンとブラジャーのホックが外された。

『…や』

その時、本当に私はこの人に食われると思い一気に恐怖心が襲ってくる。

佐々木｢大丈夫…俺に身体預けてくれればなんも辛いことないよ｣

『…やだ…やめて』

佐々木｢…今更やめられないよ。それとも何？写真と情報ばら撒く？｣

『…それは』

佐々木｢やだよね？やだもんね？じゃ黙ろうか｣

締めつけの無くなった下着に手をかけようとした時だった。

ピンポーン

突然とインターフォンが鳴る。

佐々木｢は？誰だよ今からいい所なのに｣

無視しようとしているのか、一向に出る気配がない。

その間も何度もインターフォンが鳴る。

佐々木｢ちっ…部屋間違えてんのかよ。すぐ戻ってくるから｣

不機嫌そうに部屋の入口まで向かっていくのを見つめながら涙が頬を伝った。