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『…亮平くん』
「ごめん。なんか、耐えられなくて色々言っちゃった」
『…ううん。ありがとう』
「もう、また泣きそうだよ」
目いっぱいに溜まっている涙を指でそっと拭ってあげる。
『嬉しかった…亮平くんにそう思って貰えて…』
「当たり前じゃん。Aちゃん以外に興味なんてないよ俺は」
『…亮平くん』
テレビ局の廊下だって忘れてるのか俺に抱きつくAちゃんをそっと抱きしめ返す。
「…帰ろっか家に」
『うん、一緒に帰る』
涙を拭き、再度手を握り直す。
「…今日はAちゃんの料理が沢山食べたいな」
『いいよ。いっぱい愛情込めて作るから沢山食べて』
「本当に?嬉しいなぁ。俺も頑張って手伝いするね」
『よろしくお願いします!』
やっと見せてくれた笑顔にホッとする。
『亮平くん?』
無意識に頭を撫でていた。
「ん?Aちゃんの笑顔が可愛いなって思っただけ」
『…恥ずかしいことあんり言わないで』
「あはは、ごめんね」
『早く帰ってご飯作ろ!』
ぎゅっと握られた手を握り返すと歩き出した。
──
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作者名:ぽぽ | 作成日時:2021年8月17日 14時