紅い愛の印に憧れを※ ページ5
※後半ちょっとだけぬるい表現あり
無駄なものに憧れを抱く。
信号待ちをしていると、私と変わらないくらいの女性が隣に立ちふと、横を見ると首元につけられた赤い小さな鬱血痕。
その鬱血痕に目がいくが、ジロジロ見るのは失礼だと思い慌てて目線信号へ戻す。
首元についている鬱血痕は、キスマーク。
大好きな人から付けられたのだろうか。
無意識に首元を手に触れる。
心のどこかで羨ましい。
そんな感情を抱いていると信号が変わり青になっていた。
家に帰り、手を洗っていると洗面所の大き鏡に映る私。
まっさらな、首元。
なんで、キスマークに憧れるんだろう。
亮平くんに会えない時に、亮平くんをすぐ思い出せるから?
理由なんて分からない。
ただ付けられたいだけ。
でも、仕事柄そんなことは無理なのはわかってる。
テレビに映る人間が首元にキスマークなんて絶対に怒られるのはわかってるから、つけてもらえない。
それに、私からキスマークつけてなんて絶対に言えるんけもない。
破廉恥な女なんて思われたくないもん。
こんな、変な憧れは私だけしか知らない。
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作者名:ぽぽ | 作成日時:2021年8月17日 14時