ひまわり ページ39
『うわー!すごいね』
「本当だね。思ってたより辺り一面ひまわりだ」
休みが被り、Aちゃんと少し遠出をしてきてやってきたのはひまわり畑。
遠くの方まで大きなひまわりが綺麗に咲いていて、綺麗な光景が広がっていた。
『テレビでは見たことあったけど実際に見るとなんか凄すぎて言葉が出てこない』
「すごい驚いた顔してるよAちゃん」
『すごい驚いてる』
未だに、驚いた顔をしたAちゃんの手を引き歩き出す。
進む先には、ひまわりに囲まれた細い道。
『私より大っきい』
「手放したらAちゃん迷子になっちゃいそうだよ」
『迷子になんてならないよ』
スルッと繋いでいた手を離すと、道を少し駆けていき、曲がり角を曲がるとAちゃんの姿が見えなくなった。
そんなAちゃんの後を追いかけ角を曲がるとAちゃんの姿は無かった。
「…もう、どこいっちゃったんだよ」
ゆっくりとひまわりに囲まれた道を進み、Aちゃんの姿を探すが見つからない。
かれこれ10分くらいAちゃんを探し続けていると、カサっと後ろから音がして振り返ると探していたAちゃんがこっちを見て笑ってた。
「もーAちゃんどこいってたの?」
『実はずっと亮平くんの後ろをついて回ってました』
「一生懸命探してたのに」
『ごめんね』
俺の隣に立つとニコニコとしてるAちゃん。
「まぁ、Aちゃんが見つかったからいいんだけどさ」
『えへへ。ねぇ亮平くん』
「どうしたの?」
『私今ね亮平くんにたくさんのひまわりをプレゼントしたいの』
「ひまわり?なんでまた急に」
『ひまわりの花言葉ってたくさんの愛が詰まってると思うから』
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作者名:ぽぽ | 作成日時:2021年8月17日 14時