. ページ33
目黒side
ラウールとAを見送る阿部ちゃん。
なんで、俺ら7人残されたんだろうか。
俺とか舘さんとか特に。
こっちを向く阿部ちゃんは、笑ってるけどなんだかすごい怖いオーラ。
「で、誰がAちゃん泣かしたの?」
俺ら怒られるやつ?もしかして。
佐久間「…発端は翔太だよ」
渡辺「おい!」
「へぇ、翔太なの?」
渡辺「待って!これには訳があるんだよ!それにふっかも!」
深澤「はぁ?俺は気になるって言っただけで」
「何を言ってたわけ?」
全員が、目を泳がせた。
多分言ったら、ほぼ無関係な俺らもまとめて怒られる気がする。
渡辺「…いやその」
「ん?」
岩本「…はぁ、阿部が浮気したらAはどうするって話をしてたんだよ翔太とふっかが」
岩本くんがもう諦めたように話し出した。
俺ら怒られるんだななんて、そんな様子を見て諦める。
「…そっか。それでAちゃんが泣いちゃったんだ」
深澤「俺らまじで悪意はなかった!」
渡辺「これはマジだから」
「…で、周りは何も言わずに見てたと」
怒る阿部ちゃんなんて見たくない。
そろそろ腹をくくるしかないかなんて思っていたら、また扉が開きそこにはラウールとAが立っていた。
『…なんか話してた?』
「ううん。ありがとう」
『なんか、無難なやつ選んじゃった』
「全然、ありがとうAちゃんラウールも」
ラウール「僕は何にもしてないよ」
今、ラウールとAが天使に見えるよマジで。
怒られ回避したもしかして?
隣の岩本くんを見ると少しほっとした様子。
1739人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぽぽ | 作成日時:2021年8月17日 14時