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みんなが突然泣き出した私を慰めてくれてると、扉が開きそこには亮平くんが驚いた様子で、こっちを見て固まっていた。
『亮平くん!』
私は亮平くんを見るなり立ち上がり亮平くんに駆け寄る。
「Aちゃんどうしたの?!」
『…亮平くんほかの女の人の所行かないで』
「え?!なに?どういうこと?今打ち合わせしてただけだし、俺Aちゃん以外の人の所になんで行かないよ」
『うん』
亮平くんの胸に顔を埋めしばらく亮平くんに抱きついていたまま。
こんなの私の妄想で、絶対にそんなことないってわかってるのに、急に不安になってしまって、亮平くんから確信の言葉を聞きたかった。
翔太くんの質問だけど、今考えただけで苦しいのに、実際にそんなことされたら私きっとおかしくなってしまう。
「…Aちゃん落ち着いた?」
『うん…ごめんね』
「ううん。大丈夫だよ。今日夜仕事ないよね?」
『うん』
「そしたら、俺撮影終わったらAちゃんの所行くから待ってて」
『わかった!』
「それからさ、ラウールとちょっと飲み物に買ってきてくれる?喉乾いちゃって」
『…うん。なにがいい?』
「Aちゃんが美味しそうなの買ってきてくれればいいよ。ラウールAちゃんのことよろしく」
ラウール「わかった!Aちゃん行こう」
亮平くんに小さく手を振ると優しく笑って振り返してくれ、そのままラウちゃんと2人部屋を出て飲み物を買いに行った。
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作者名:ぽぽ | 作成日時:2021年8月17日 14時