阿部の恋人はSixTONESの紅一点3

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阿部side


みんなに話すって言ったのに1週間経っても何も話せてない状況。



メンバーに会う度に、仲直りした？って聞かれるけれど、まだちょっとって濁している。



佐久間や舘さんには、相談のるよって言われるけれど誰にも話す気にはなれないし、そろそろ、目黒辺りに本当にキレられそうだし、照もふっかにも怒られそう。




ラウール｢…ねぇ、早くAちゃんと仲直りしよ阿部くん｣

｢…うん｣

ラウール｢ごめんなさいってすれば終わりじゃん。｣



終わるんだってわかってるよ。



でも、それがどっちの終わりを迎えるのかが分からなくて怖いんだよ。



仲直り出来て喧嘩が終わるのか、それともこの関係が終わってしまうのか。



俺の方がAちゃんより大人なんだし、謝ることをしなきゃいけないはずなのに。



それに、あの日にAちゃんにぶつけた言葉全部が全部Aちゃんにとって、理不尽に聞こえてたんじゃないかな。



だって、相手の男の気持ちなんてわからないし、Aちゃんはそんなつもりがなかったんだよね。



ごめんねAちゃん。



あの言葉は全てが俺の、醜い嫉妬からくる言葉だったんだと思う。



大切なAちゃんに触れる男に腹が立ち、俺に向けられる笑顔をその男に向けて。



誰にも触れて欲しくなかった俺のAちゃんに…。



でも、俺だけのAちゃんじゃないのにあんなこと言って。



全部俺が悪いんだよ。

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