初めての喧嘩 ページ13
ドラマだったり、バラエティだったり、雑誌の取材と大忙し。
それに伴い、共演者の方とお話をする機会も増える。
もちろん、忙しい私のことを気にかけてくれる人もいるし、下心がある人もいるのもわかってるつもりだ。
その事については、何度も亮平くんに言われている。
「…Aちゃんは優しいなら本当に気をつけなきゃダメだよ?変なところに付け込んでくるやつもいるし」
『うん!大丈夫だよ亮平くん安心して?』
そんなやり取りを何度したか。
でも、私はそんな人に付け込まれるつもりもない。
それに、私は亮平くんしか興味が無いし。
今日も、仕事でテレビ局に来ていた。
俳優「Aちゃん?」
『あ!こんにちは』
俳優「こんにちは。ちょっと疲れてない?最近忙しそうだし」
『そんなことないですよ!昨日は休みだったんでのんびり出来ましたし』
俳優「そっか。あ、彼氏さんとか?」
『いやいや、昨日は1人でした。あっちは仕事だったんで…』
俳優「そうだったんだね…お互いに忙しいと大変だね…」
『まぁ、ちゃんと連絡取ってるんで』
俳優「そっか。それなら良かった」
『ありがとうございます!それじゃ私行きますね!』
俳優「うん!またね!」
私は俳優さんに手を振り次の仕事へ向かうために山梨さんが待つ車へと向かった。
この会話が、あんなことになるなんて知らずに
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作者名:ぽぽ | 作成日時:2021年8月17日 14時