番外みるく〜×岸優太〜 ページ10
あれからずっと寝てる岸くん
気づけば私たちが降りる駅は次の次
まだあるけど...時間でいうとあと3分
さぁどうやって起こそうか...
『その先電車が揺れます』
揺れを利用するか
満員電車で電車が揺れる時は人と人がぶつかることがよくある
それをつかって岸くん起こします！！
ガタンッ...
ちょ、まって揺れを使うのはいいけどどうやって起こすの！？
正面衝突！？
でもそれだと壁ドンみたいになる！！！
とか思ってるうちにわたしの体は岸くんの方へ
ドンッ
ふぅ...
危うく岸くんの横の手すりに掴まれたから危険回避
できた
壁ドンにもならなくて済んだ
『出口は右側です』
テンテン♪♪
扉が開いた音と電車内に流れ込む冷たい風で岸くんは目を覚ました
「岸くん(ｺｿｯ」
岸「...！？」
多分岸くんは"なんでこんなところにいるの！？"って思ってるんだと思う
思わずLINEで
【岸くん起こそうと頑張ってたの！次の駅で降りるよ】
と送った
そしたらポンッとスタンプが
岸くんの顔は目しか見えないけど目だけでも"ありがとう"って言っているのが伝わってくる
...さすが私じゃん？
そんなことを言っている間に電車から出る人が出終わったようで次に電車に入ってくる人がたくさん入ってきた
あれ、こんなに多いんだ...
予想外の多さに驚いた
周りをみるとサラリーマン、サラリーマン...みんなスーツを着た中年男性
電車の中の女は私だけなんじゃないかってぐらい私の周りには男の人だらけだった
「...っ」
後ろの人の持っているかばんが太ももにあたっている
わざとじゃないのわかってるけど...
くっつきそうなぐらい近くて...怖い
『この先電車が揺れます』
ほんの少しの辛抱...
グッ
電車の揺れとともに私は違うところにひっぱられた
...岸くんだ
さっきまで岸くんがいた場所に私がいる
そして岸くんが私に壁ドンをするように守ってくれている
「岸くん...」
岸「大丈夫だから、我慢して」
さっき私がいた場所に目をやると私の後にいたと思われる少し太ったサラリーマンがこっちを見て舌打ちをしていた
...私、狙われてたんだ
なんだか急に怖くなってきて涙が出そうだった
岸「Aが無事でよかった(ｺｿｯ」
私は岸くんに抱きついた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 75人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスと熱中症に気をつけてくださいね (2020年9月19日 11時) (
レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぽっぷきゃんでぃー | 作成日時：2018年5月23日 23時
