星降る夜に君に恋した (ページ1)

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プロローグページ1

Aside
きらきらと煌めく、夜空の星。

私にはこんなに煌めいた日々は、送れっこない。

でも、いつか、いつかきっと＿＿

ﾄﾞﾝｯ
『痛たたた…もう、どこ見て歩いて…！…っ…へ？』

塾からの帰り道、夜遅くなってしまったなぁと思いながら歩いていると、急ぎ足でこちらへ向かってくる彼とぶつかって、私は尻もちをついた。

つい、見惚れてしまった彼は、まるで、頭から星を被ったような…綺麗な黄色い髪の色。

??「すまない！！つい時計を見て歩いてしまって…怪我は無いか…？」

手を差し伸べてくれる彼は、街灯の光で顔は見えなかったが、私にとっての一目惚れだった。

『べ、別にそんなの大丈夫です…！自分で立ちますから…』

そう言って私が立ち上がると

??「では、俺はもう行かなければいけないから、失礼する！！」

彼は上記を述べ、私に背を向けて走り去った。
私は、どこかの心の落とし穴に落ちてしまったのだろうか―――