EPISODE.02 ページ2
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高校生活は誰とも関らず、なるべく言葉を発さずに過ごそうと心を決めていた。
しかし、無愛想すぎるのも逆に浮くし、不自然で目立つから、ただ愛想笑いをしてやり過ごしている。
そしたら俺は空気みたいな存在になって、とくに誰からも気にされない生徒Aになった。
「ねえ北斗ってさ、前髪長いよね」
「・・・え？」
前の席のジェシーは想像以上にうるさいやつだった。
とくに用事がある訳でもないのに何かと話しかけてきて、しかも内容もなければ愛想笑いで流せるようなものばかりでもない。
必ず俺のアンサーを求めるような言葉ばかりかけてくる。
「前髪伸ばしてんの？」
「・・いや、伸ばしてないけど」
「えー？髪切った方がかっこいいんじゃない？」
「・・・・うん、ありがとう」
「？褒めてはないけど」
わかってるわ、ばか。
どう愛想笑いを保ちながら返せるのか考えているこっちの身にもなれ。
AHaHaHaHaとでも表記されそうな大声で笑うジェシーに、クラスメイトの注目を集める。俺はそれが嫌で、ため息が出た。
「ため息つくと幸せ逃げるぞ」
ジェシーにそう言われて、またため息が出そうなのをグッと堪えた。
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たむら(プロフ) - なつほく。さん» ありがとうございます。初めてコメント頂けてとても嬉しいです！これからもよろしくお願いします( ˘︶˘ ) (5月7日 19時) (
レス) id: 9b094e61db (このIDを非表示/違反報告)
なつほく。(プロフ) - はじめまして！ほくじぇの2人が好きで読ませて頂いています！！お気に入り登録もさせて頂きました！！これからの更新も楽しみにしています！！ (5月6日 23時) (レス) id: 77d33224f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たむら | 作成日時：2022年2月22日 22時
