YouTuberの幼馴染みと (ページ11)

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あの子ページ11

あ｢もうマホトなんて知らない...｣

玄関に向かい靴を履き替えようとした時の事だった

あの子が現れたのは

？｢Aせーんぱい｣

くるくる巻いた茶髪

モデルさんみたいにスラッとしていて高身長

香水のような香り

メイクばっちり

あ｢1年生...だよね？｣

？｢はい♪

皇(すめらぎ)茉莉望(まりも)と言います｣

あ｢まりもちゃん...私に何か用？｣

まりも｢はい、ちょうど私トイレに行きたいのでそこでもよろしいですか？｣

あ｢トイレ...｣

"いじめ"

あ｢まさかね...｣

まりも｢どうかしました？｣

あ｢...ううん、トイレでいいよ｣

まりも｢ありがとうございます｣

歩きながら話す

あ｢まりもちゃんってさ、なんで私のこと知ってるの？｣

まりも｢1年生の間ではもう話題ですよ？？

あのYouTuberのマホト先輩の幼馴染みで２人いつも一緒って｣

あ｢そうなんだ｣

まりも｢でも...付き合ってないんですよね？｣

あ｢うん｣

まりも｢好きなんでしょ？｣

あ｢...｣

まりも｢図星ですか｣

あ｢好きじゃ...ないよ｣

まりも｢嘘｣

あ｢だ、だって今喧嘩中だし｣

まりも｢喧嘩中なんですか～｣

あ｢入学式のことで｣

まりも｢私はあれ、微笑ましかったですよ？

ほんとに仲いいんだな～って｣

あ｢そう｣

まりも｢ここの高校はもともと制服なくて自分で準備するのに、なんでマホト先輩とA先輩は同じブランドの同じ色なんですか？｣

あ｢うちの家族とマホトの家族とみんなで２人の制服を買いに行ったんだ...それぞれの好みの制服を選んだんだけど、結局かぶっちゃってね｣

まりも｢へぇ～｣

あ｢あのさ...｣

まりも｢はい？｣

あ｢まりもちゃん、1人？｣

まりも｢そうですけど？｣

あ｢あ、そう｣

まりも｢もしかしていじめとか思ってました？｣

あ｢...まぁ｣

まりも｢そんなそんな！

私ウザイ喋り方すると思ってるんだろうけど私はA先輩をいじめるなんてしませんよ！！

むしろ...憧れであって、羨ましい存在です｣

あ｢へ...？｣

まりも｢私の話...聞いてくれますか？｣