｡:°イエロースターチス*° (ページ3)

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＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ガチャン、

私はトイレの個室に駆け込んで便座に座ってまたため息を付く。

教室を出た瞬間、たくさんの女の子たちに睨まれた。

これは、翔くんと付き合った宿命であって、学校のアイドル的存在だったので、付き合った時はもう少し酷かったが、今では落ち着いた方だ。

＿＿＿＿＿でも、

それのせいで凄くストレスが溜まっていて、最近は寝不足でくまが酷くってきている。

学校で翔くんとお話しようとしても女子が遮るように呼び出したり、隣で歩いてるだけでわざとぶつかってきたり。

本当にモテるんだな……と実感することばかりで。

それに比べて自分は凄く可愛い理由でもなく凄く優しい理由でもなく凄く女の子っぽい理由でもない。

こんなんだから女子たちに認められないんだと思う。

こんな自分が嫌だ。

最近はそういった面でもきちんとしないとと気をハりっぱなしでそれもストレスに繋がっている。

そう思ってため息をついた時だった。

『やー、名字名前と翔くんってなーんで付き合ってんだろうねー、』

『ほーんとほんと！女の子あんまり可愛くないよね～』

『遊びなんじゃない？？何かそんな気がする～！(笑)』

『分かるー！翔くん冷たいしねー！どうせすぐ別れるっしょ！(笑)』

あはははー！って高い声で笑いながら上層部の女の子たちがトイレから出ていくのを息を呑むようにして聞いていた。

体が冷たくなっていく。

どんどん、どんどんどんどん。

頭も真っ白になって心が一人ぼっちになっていく。

怖い。

助けて。怖いよ。怖いよ翔くん。

翔くんは今まで遊びだったのかな？

確かに、ちゃんと”好き”って言ってくれたこと、1度も無かったよね。

告白したのは私からで、付き合ってって言ったあとも｢うん。｣しか言ってなかった。

何で付き合ってくれたんだろ、可哀想だったから？？

それともついつい口が滑ってとか、？

考えれば考えるほど嫌な方向に進んでいく。

結局、次の授業は出れなかった。