僕の妹ですが、何か？【呪術廻戦】

24.接近戦 ページ26

「ｯｯ……！」



白夜が振りかざした刀が呪霊の腕を切り落とした。





「やるな白夜！」





ｺﾞﾝｯ




それとほぼ同時に鈍い音が鳴り響いた
鬼庵が金棒を呪霊の頭に直撃させたのだ





今だ。





片腕もなくなり、頭を強打して必死に悶えている隙に、部屋の中へ入って走った。




着くまでに、男性二人を連れて逃げることのできる呪霊を2体呼び出した。







二人を今呼び出した呪霊の背中に乗せるために手を伸ばそうとした瞬間、




「ｱ"ァァァア"ァア"!!!!!」





呪霊が切られていない方の腕を伸ばして私に襲いかかってきた。





「「A!!!」」




白夜と鬼庵がこっちに来ようとしてくれてるけど、それでは間に合わない。






私は今の屈んだ体勢のまま、伸びてきた腕をグッと引っ張った。






咄嗟に立ち上がり、右手で腕を掴んだまま左足を振り下ろして腕の関節を逆に曲げる。




ｺﾞｷｯ




と嫌な音がする。





可哀想だけど、やむを得ない。





どうせ祓わなくちゃいけないから。





「ア"ア"ァァァ!!!!!ア"ア"ッ!!」





それでも足掻く呪霊。




今度は両足で体を挟み、そのままバク転した。





そうすると、足の間にいる呪霊は
当然、コンクリートの地面に顔面から叩きつけられる。






これでさすがに弱ったのかピクピクとは動いているもののしばらく動けそうになかった。





今度こそ、二人の男性を呪霊の背中に乗せて安全なところへ連れて行く。





『白夜、鬼庵、後よろしくね』

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