僕の妹ですが、何か？【呪術廻戦】

12.わかる ページ13

野薔薇ちゃんもお兄ちゃんも、悠仁くんも恵くんも、喧嘩しちゃって






どうすればいいのかわかんなくて、そこに立ち竦んでいると、





狗巻先輩が、私の肩に手を置いた






確か、真希先輩が言ってたよね
呪言師だからおにぎりの具でしか喋らないって




「ツナマヨ？」




あれ、今






"ツナマヨ"って言ってたよね？





なのに、何でだろう、






《大丈夫？》って言葉が頭に伝わってきた






……多分そう言いたかったんだよね…？





『…？狗巻先輩、、！！私は大丈夫ですよ』
　


「！？」






うーん、そういうものなのかな







「明太子……？」《わかるの……？》



『はい、私もよくわからないんですけど…狗巻先輩の言ってること、なんとなくわかりますよ』



「！！」





その日の夜__



「Aー」



『なぁに？お兄ちゃん』




寮の部屋のベッドの上、






荷解きを手伝ってもらったはいいものの、その後からお兄ちゃんが抱きついて離してくれません







どうしようもない兄です…







「僕今日任務頑張ったから褒めて」



『んーもう、お兄ちゃん何歳なの…！』



「Aが反抗期に……！？いつもだったら撫でてくれるのに！？」





別にそんなんじゃないよ、ただお兄ちゃんが心配で…？
というか、そろそろ離してほしい。




『お兄ちゃん、お風呂入りたいから離して？』



「えぇ…しょうがないなぁ……ん」



『ごめんねお兄ちゃん、ありがと。入ってくるね』



ベッドから立ち上がって歩こうとした時、





「んーやっぱやだ！」



『わ！お、お兄ちゃん…！びっくりした…！』



「ははっ冗談、冗談！ほら、入っておいで」



『もぅ……意地悪…』








いつまで経ってもこんなんなんだから…

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