村上魚店。8 (ページ16)

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さんざんゴリラと喋ったあと、お腹空いた言うたからお弁当を食べる事になった。

赤「オカンのちくぜんに！しゅば大好きやねん」

幼稚園児やのにホンマ渋いわ(笑)

おにぎりを頬張ってたらすばるが突然思い出したようにハッとなった。

赤「なぁオトン、せんとーって何？」

銭湯の事か？

黒「大っきい風呂がある所やで？」

赤「しゅばもせんとー行きたい！」

紫「良いやん銭湯、帰ったら行こか」

それにしても銭湯なんて誰に教えてもらったんやろ。

弁当を食べ終えて、もう見る動物はいない言うから帰宅する事にした。

黒「なぁすばる、銭湯って誰に教えてもらったん？」

赤「ん？せんせーやで」

先生ってどの先生やろ(笑)

紫「先生も銭湯行くんやなぁ」

赤「せやで、じぃちゃん先生せんとー大好きやねんて！」

じぃちゃん先生な、すばるやったらきっと趣味も合うやろな(笑)

黒「ほなすばるが銭湯行ったらじぃちゃん先生に感想教えたらな」

家に帰って、銭湯が開く時間まですばるはそわそわしとって、俺も雛ちゃんも久しぶりやからこっちまで楽しみになってきた。

赤「オトン！もうながいはり5のとこやで！」

銭湯まで歩いてすぐやから、必要な物だけ持って家を出た。

赤「ほなオカンあとでな！オトンが泣かへんようにみはっとくわ」

紫「ふふっ、そうなん？ほな頼むな？」

何で俺泣く予定なってん(笑)

中に入ると受け付けのおじちゃんにお金払って、再度雛ちゃんと手を振って別れた。

赤「なぁなぁオトン、しゅばおんなゆ行ったらアカンの？」

黒「アカンわ、えぇから早よ脱ぎ？大っきい風呂入るで！」

相変わらずじぃさんみたいに遅いすばるの服を脱がせて、とりあえず先に髪の毛と身体を洗わせた。

赤「オトンもう良い？」

黒「良いで、風呂で泳ぐの禁止やからな？ゆっくり入るんやで？」

赤「わかった！」

すばるは目をキラキラさせて一番デカい湯船にゆっくりとつかった。

黒「どや、熱ないか？」

赤「はぁ、、、めっちゃ良いゆやなぁ」

こいつホンマおっさんやな(笑)