村上魚店。8 (ページ13)

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楽しい時間はホンマにあっという間で、朝風呂入って飯食うたらもう帰り支度。

まぁ、、朝から雛ちゃんと愛し合ったけどな←

紫「忘れ物ない？」

黒「大丈夫やで、三回は確認したからな！」

昔から忘れ物が多すぎて、雛ちゃんと付き合うようになってから必ず三回は確認するクセがついた。

紫「ほなそろそろ帰ろか」

黒「せやな、チビたちも待ってる事やし」

雛ちゃんと二人きりももちろん楽しいけど、やっぱりあの賑やかな家に早よ帰りたい。

それは雛ちゃんも同じ。

帰り道は子どもらがどんなんやったかって話しで盛り上がって、我が家に帰るんやって実感がわいてきた。

家の車庫に車を入れてると、家の中からたつと隆平が飛び出してきた。

橙「オトン、オカン！お帰りなさい！」

緑「おかえり！たぁくんごはんたくさん食べた！」

たった1日家をあけただけやのに、子どもの顔を見たら嬉しさが込み上げてきた。

黒「留守番ありがとな？オトンもオカンもめっちゃ良い新婚旅行できたわ」

橙「良かった～、みんなも待ってますよ！」

車から荷物を降ろして家に入ると、俺のオトンとオカンにすばるに亮、章大がおった。

横母「おかえり、新婚旅行はどうやった？」

黒「めっちゃ良かったで、オトンもオカンもありがとな」

黄「りょーめっちゃ良い子にしとったで！」

嘘やん(笑)
駄々こねたんオトン知ってんで？

青「しょーちゃんな？ちゃんとごはん食べたで」

章大は好き嫌いは少ないんやけど少食やからなー。
きっとオカンと隆平が好物作ったんやろな。

紫「みんなホンマにありがとう。こんな素敵な新婚旅行をプレゼントしてくれて」

元々は福引で当たった温泉旅行。

それを子どもらが新婚旅行にしたら？って言うてくれたから実現できた。

ホンマに優しい子達やな。

橙「今度は僕たちが稼いだお金でまたプレゼントします！」

なんて、、良い子に育ったんやろ。

赤「オトン、鼻水出てるで(笑)」

こいつはホンマに、、、

けど文句も言わんとまとめてくれたすばるにはホンマ感謝やな。

赤「あ、せやオトン、オカンと仲良くしたんやな(笑)」

黒「す、すばるっ！お前は知らんで良いねん！」

緑「オカン、たぁくんのおみやげは？」

紫「ちゃんとあるで(笑)」

雛ちゃん、これからも子どもらと楽しくやっていこな？

俺が守るから。

終