＊absk (ページ9)

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仕事が予定より少し早く終わった。

明日は久々のオフだ。
ようやく佐久間と丸一日過ごせる日ができた。

約束は明日のお昼から。

家に帰ったらまずはゆっくりして、明日早く起きて部屋片付けなきゃだな。

脳内で明日までの段取りを考える。

その前に佐久間にメールしないと。

『仕事終わった。いい感じにできたよ。』

いつもならすぐに既読になるのに、しばらく経ってもならない。

不思議に思いながらも、帰宅した。

玄関のドアを少し開けてすぐに違和感に気づく。

誰かが入った気配を感じる。

静かにドアを開けると、玄関には見慣れたスニーカーが置いてあり、どっと力が抜ける。

「佐久間？いるの？」

声を掛けるが、反応がない。

リビングのドアを開けると、ソファーからはみ出しているピンクの髪が見えた。

どうやら寝ているらしい。

起こさないようにそっと近づくが、ソファーの数歩前で足が止まる。

ソファー上の衝撃的な光景に、思わず目が開眼した。

タイミングよくお風呂が沸いた知らせの音が鳴り、佐久間が目を覚ました。

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