一般人の私が！？４ (ページ31)

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覚悟ページ31

私が朝御飯を食べていた時

ク「敵襲！敵襲！！２時の方向に海賊船！」

見張りのクルーが叫んだ。

オ「いくかぁ！！」

オヤジの一声が白ひげ海賊団、戦闘の合図。

全員が慌ただしく動く中、
１人だけあたふたしている者が…。

貴「パリ！何をしている！」

パ「い、いや、俺何をすればいいか…」

そういえばそうだな。
昨日入ったばかりだ。
銃も剣術も体術の実力が分からん。

でも、１つ守れる物があったら…？

貴「パリ！」

パ「はい！」

貴「ナースを守れ！」

パ「ナース！？」

そう、ナース。
ナースは医療関係だけ。
戦闘を得意としていない。

貴「いいか！よく聞け！

ナースを命懸けで守るんだ。」

パ「ｺﾞｸｯ…」

貴「ナースも家族。誰も殺されちゃいけない！」

パ「はい！！！」

貴「よし、行ってこい！」

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パルに命令したあと、私は甲板に向かった。

私が着いたときには、もう敵が乗り込んでいて
白ひげ海賊団が押されていた。

なーに。相手が強いってわけじゃない。
白ひげ海賊に匹敵する程の大人数ってこと。

いや、あっちの方が多いかもしれない。

敵「うらぁぁぁ！！」

敵「夜桜のかおり！覚悟！」

貴「…ﾁｯ。邪魔。」ﾊﾞｷｯｯｯﾄﾞｶﾞｯｯ

私が何人倒しても群がってやってくる。

砂糖を狙ったアリみたいだ。

オヤジも参戦した事で、敵が一気に少なくなり、
数分で何とかなる雑魚になった。

そんな時、ふと耳にする。

敵「俺達の狙いは女なんだよなぁ」ﾎﾞｿｯ

ナースか！
一応パリを置いといたが…平気だろうか。

パリには剣を持たせておいた…。
銃は微妙だったから。

行くっきゃない！

貴「ﾁｯ…！めんどくせぇ！」

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私が急いでナース室の前に行くと…

敵「なんだコイツ！」ﾊﾞｷｯｯ

敵「ここに女がいるんだよ！入らせろ！」ﾄﾞｶｯ

パリを殴り続けている敵がいた。

貴「パr パ『…俺は！』…！」

パ「俺は！

銃も剣も体術も、覇気も六式も使えないから！
お前達には攻撃ができない！」

敵「だから何だってんだよ」ﾄﾞｶｯ

パ「…ｹﾞﾎｯ！だけど！

俺の大切な師匠に守れと言われた
家族を守る事ができる！！

こんな俺達の覚悟が

お前ら雑魚に負けるか」ﾆﾔｯ

言うじゃねぇか…パリ。見直した。
そろそろ私の出番かね。