一般人の私が！？４ (ページ30)

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寝癖ページ30

貴「あー、あと。

パリが強くならないと師匠は
絶対にやんない。」

パ「え、ちょ、そこ流れ的に…」

貴「あ？」

パ「いいえ。強くなります。」

貴「よろしい。」

ガックリ肩を落とすパリを置いて、
私は洗面所に入っていった。

貴「うひゃぁ。地味に寝癖ついてる…。

とかせば平気かな」

そういってとかそうとした時、

？「あら、ダメじゃない。寝癖は濡らすのよ」

貴「…！ローズ！おはよう」

ロ「おはよう。かおり」

貴「寝癖がついちゃって…ﾍﾍｯ」

ロ「私がやってあげる」

貴「おぉー！女子！」

ロ「ﾌﾌｯ」

ローズの丁寧な髪の扱いを受けながら
私達は会話をしていた。

貴「でさー、昨日パリが私の部屋にいたんだよ」

ロ「あら、じゃあ何処で寝たの？」

貴「マルコ兄の部屋」

ロ「…！」ﾋﾟﾀｯ

ローズは
急に髪を乾かす手を止めた。

貴「ん？ローズどうした？」

ロ「…いいえ、何でもない。」

貴「お酒のみ過ぎちゃってさー。記憶ないの( 笑 )」

ロ「ﾌﾌｯ…飲み過ぎも良くないわ」

貴「はーい」

そうして、
ローズは私の髪を真っ直ぐにしてくれた

貴「ローズありがとう！」

ロ「後片付けは私がやっておくわ。」

貴「え？いいの？」

ロ「私も髪の毛を整えたいの」

貴「そっか、じゃあよろしくね」

ロ「はーい」

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ローズside

あぁ、また嫌いになりそう。

かおりばっかりマルコに近くて、
マルコも満更でもないようね。

どうして、
私の事を好きになってくれないのかしら…。

顔？性格？

うーん。分からないわ。

ロ「…私の赤い糸は誰に繋がってんのかしらね」

溜息をつきながら、
左手の小指を自慢の黒髪に巻き付けた。