一般人の私が！？４ (ページ13)

今日:3 hit、昨日:9 hit、合計:62,089 hit

面倒くさいページ13

貴方side

私は洗面所で顔を洗っていた。

何なんだよ。このモヤモヤ。

まさか…これが恋？

ないないない。絶対にない。
だって、妹としか思ってないでしょ？

でも、撫でてもらった時は凄く…

凄く

安心したな…。

最近、マルコ兄の事しか考えてないか？

いや、ただ単に錯覚を起こしてるだけ。

あぁ。今の自分…

貴「面倒くさい…！」ﾊﾞｼｬｯ

こんな気持ち。水と一緒に流れればいいのに。

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
その頃、食堂では…

ｽﾞﾎﾞｯｯ

エ「やっと抜けた！」

サ「あ、ありがとうございます。皆様。」

ギ「我も手伝う羽目になるとは…」

イ「お疲れさん。ありがとうな」

サ「全てはマルコのせい…」

イ「まぁ、あれは照れ隠しだ。」

エ「本当に不器用だよなぁ」

ギ「我、少し気になったんだが…

恋ってなんだ？」

全-ギ「はぁぁぁぁ！？！？」

サ「恋を知らないのか！？」

イ「初めて見た…。」

エ「今年、１番の驚きかも…！？」

ギ「知っとるわ！ただその感情が分からない」

サ「恋っつーのは、

悲しくなったり、嬉しくなったり
ドキドキしたり、誰かに取られないか心配したり、

自分が分からなくなったり、
逆に、
本当の自分を見つけられる時もある。

あとは、
ずっと一緒に居たい。っていうのかな？」

ギ「めんどくさいんだな」

サ「あぁ。恋ってめんどくさいよ( 笑 )

でも、好きになりゃ、それは当たり前だ」

エ(サッチが大人に見える。)

イ(経験が豊富だからだろうか)

ク(隊長達の思ってる事が分かる気がする…！)

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
その話を聞いていたマルコは…

めんどくさい…か。

それは当たりかもな。

子供っぽいエースと居るとき、

計算高いイゾウと居るとき、

甘え上手なハルタと居るとき、

大人な赤髪と居る時、

俺はイライラするほど、悲しくなる。

そして、不意に見せるかおりのあどけなさ。
その時、何故か嬉しさが込み上げた。

服装も変えて、化粧もして、
顔がハッキリと見えるようになった時、
胸が高鳴ったが、その反面、
かおりを取られそうで焦ってもいた。

化け物だと俺が言ったとき
『貴方は人間だ』と怒ってくれたな。
その時、俺は
本当の自分を見つけられた。

まぁ、数え切れないくらい、
感情がありすぎて

『面倒くさい』

だが、この面倒くささも

今では当たり前の様になってるな