一般人の私が！？４ (ページ12)

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仲直りページ12

マ「ほら、こっちおいで」

貴「ﾑｽｯ」

マ「なーに、隅っこで体育座りしてんだよい」

貴「マルコ兄のせいだし。」

マ「別にいいだろい」

貴「よくないよくないー！

まず、私は女！」

マ「んな事わかってるよい」

貴「わかってない！結局、私は

性別＝かおり

ってなってるんだよ！！！」

マ「すまねぇよい。

オヤジが実力を認めたから戦いに出してるって
言ってたよい」

貴「オヤジが？」

マ「あぁ」

貴「オヤジは許す。マルコ兄は許さない」

マ(やっちまったなぁ。俺。)

貴「私だって女子力あるもん。
ナースに憧れて頑張ってるもん…。

いつでも戦えるように動きやすい服装かつ
オシャレな服装もナースに教えてもらったもん。

お化粧だって唇だけだけどやってるもん」

マ(今が言うべきか？きっとそうだ)

マ「あぁ、気付いてるよい」

貴「だったら言えや！あほ！」

マ(逆効果？)

貴「エース兄もイゾウ兄もサッチ兄も
言ってくれたもん！」

マ「恥ずかしかったんだよい」

貴「…は？」

マ「ほら、おいで」

貴「…ﾑｽ。」ﾄﾃﾄﾃﾄﾃ…。ｽﾄﾝ。

マ「俺は素直じゃないからな。それに、
長男っていう立場が邪魔してんだよい」

貴「…ﾑｽ。自分で言うか、それ。」

マ「ﾊﾊｯ。それもそうだねい。
まぁ、気付いたのは俺が１番早ぇよい」

貴「…じゃあ、頭撫でて。めっちゃ。」

マ「可愛い奴め」

貴「…ﾌﾝ」

マ「今更だが、似合ってるよい」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

貴「言うのが遅い。遅すぎ」

マ「大人っぽくなったじゃねぇかよい」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

貴「もう私、大人だし」

マ「１g 貴｢２５だし｣ …はぁ！？」

貴「ギルドと１０年修行したの」

マ「そうかいそうかい！だから大人に見えたのか」

貴「ほら、何にも気付いてない」

マ「気付いてるよい。背が伸びたことも、
髪が伸びたことも、髪型を変えたことも」

貴「…だったら言えや」

マ「すまねい」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

貴「今回だけ許してあげる。」

マ「ありがとよい。次からは気を付ける。」

貴「…私偉いからもっと撫でて」

マ「いいのかい？髪崩れても」

貴「いい」←即答

マ「…」ﾜｼｬﾜｼｬ

貴「無言は辛い」

マ「可愛い妹を持ったと思ってねい」ﾜｼｬﾜｼｬ

マ「よし。じゃあ、目を冷やしてこい」

貴「何で？」

マ「目、赤くなってるよい」

貴「…！わかった…。」ｶﾞﾁｬ。ﾊﾞﾀﾝ。

マ(本当は妹じゃなく女と言いたかったねい)